外側から得る幸せは刺激的で美味しくて興奮させてくれて強烈な気持ちよさを与えてくれる。クリトリスへの刺激によるオーガズムと同じ。でも長持ちしない。ほんの一瞬、数時間、数日。
人間の本質的な幸せは、内側にある心のお家の安心感、安堵感、生命力。膣の奥で感じるオーガズムと同じ。波のように何度も何度もやってくる、そして感じれば感じるほど深くなっていく。
わかっているのに。そう、提唱しているのに。気づけば私は外側の幸せにどっぷり浸かって、そしてどっぷり苦しんでいたよ。
あなたが今感じているその幸せは、自分の内面にある幸せですか?それとも外側から得る幸せですか?
何もしなくても何も持っていなくても自分として存在しているだけで
感謝の気持ちになる
生まれてきてよかったと感じる
身体の中にあたたかさを感じる
それが内面の幸せでありオーガズムです。
お金や物、キラキラした憧れの人や素敵な恋人・パートナー・家族、掴み取った名誉や地位、こうしたものがあるから自分自身が幸せだと思っているならそれは外側から得る幸せ。
外側の幸せももちろん大事。刺激的で人生を色鮮やかにしてくれて、ワクワクする次の世界に連れて行ってくれるもの。
だけど、外側からの幸せ「だけ」求めている毎日は、ひいては枯渇していくものを埋めていく日々になり、最後に苦しくなるのは自分です。
キラキラしているものほど強烈に人を惹きつける。そのとき同時に自分自身の内面を見ていれば、影の存在にもちゃんと目を向けて光を当てていればいいのに、その強烈な光に思わず我を忘れて惹きつけられてしまうのが人間。
外側の幸せだけで自分が成り立たなくなるのはなぜでしょう。
それは、外側の幸せが強くなればなるほど、自分の内面の枯渇が激しくなるから。
自分の内側に「ない」と思うから、外側に「ある」幸せを求める。
これは同じ分だけ、両極に伸びる。
光が強いほど、影が強くなる。
影が強いほど、強い光が欲しくなる。
自分に優しくないよね。
外に「ある」ものを求めるほど、自分に対して「ない」ことを強烈に非難する。
それは自分に対する痛烈な自己否定なんだ。
だから外側の幸せだけでは、人間の尊厳は守られない。
なのに多くの大人や社会が、外側にある幸せを求める大人に成長するように、子どもたちに話しているね。
だからせめてそのことに気づいた大人の女性は、自分の内側のオーガズムを自分で育てていこう。