私は人並みだから
私の苦労はそれほどでもないから
そのすごい人は私とは違うんだ
才能があるから
特別な人だから
壮絶な人生を歩んできているし
だからそのギャップの分人に影響を与えられるし
苦労してきているから人の痛みに共感できる
だからこそそれだけの人気があるんだ
と思うのは簡単
この思考回路には慣れているしそう思えば簡単だからすぐそっちに行きたくなる
そう思っていれば力のない自分を正当化できるし
結果の出ない自分でいられる言い分にもなる
自分に甘いのだ
でも気分だけはめちゃくちゃ悪い
誰かと比べて力のない、成果のない自分だと思うことは本当に気分が悪い
無力感、無価値感で身体が満たされるからだ
エイブラハムは言う
人は生まれてきた瞬間に価値MAX
それ以上高まる余地がないほどに最高の価値を全員が持っている
そしてその最高の価値をキープしたまま生きて死んでいく
人と比べて自分がダメだと思ったり、価値がない、力がないと思うのは
人間ゲームを楽しむための幻想であり
その幻想からはいつでも自分次第で抜けられる
すごいと思うその人の輝きは、自分が自分に禁じている魅力
そのカリスマ性、その美しさ、その天才性
全部自分の中の宝石箱に隠している
だから比べるし、敵わないと思うし、私はダメだって思う
そうじゃなきゃ気にもならない
唯一その人に自分よりもすごいところがあるとしたらそれは
その宝石箱を開ける強い恐怖を越え続けてきたこと
これまでの自分ではいられなくなるかもしれない恐怖
人生が激変してしまう恐怖
今までの自分でいられなくなる
今大好きな人たちといられなくなる
脳は変化を嫌うから、だから頭で考えるととにかく怖いのだ
だから挑戦を続けたい
これまでだってたくさん殻を破ってきたじゃないか
失う恐怖、壊す恐怖、傷つく恐怖
どれも幻想だったじゃないか
大丈夫だ
