「毎日毎日楽しいことばかりで生きてるのが幸せ!」
そんな人いると思う?
本当にいるとしたら、そんな人はとっくに天に召されて光しかない神様の国に逝ってる。
言葉だけで受け取らないで。「ここ」は、そういう場所じゃない。
悲しみや苦しみを見て、その反対側の幸せを望んで、そして最後に、「どっちでもOKだったんだ」って知るのがこの地球だ。
毎日楽しいことばかりで幸せな人は、悲しみ、苦しみへの向き合い方が上手な人。その先に光があることを信じ抜ける感覚を持っている人。
自己受容ができる人。自分とのつながりが強い人。
でもそんな人ばかりじゃない。
自分の闇の深くに入ったり、自分という人間が何なのか感覚的に分からない。そんな人もたくさんいる。
生きているのが苦しいって、でもなんとか生きたいって無意識で思ってるから、毎日もがきながら必死に自分を知ろうとしている。
どちらも等しく尊い命。上も下も、勝ち負けもない。幸、不幸もない。光しか見なかったら自分の闇に背を向けることになる。みんなどちらも持っている。
細かく見ると、この光と闇を行ったり来たりしながらみんな生きている。その振り幅は人による。
みんな自分なりの向き合い方で自分を生きている。だからどんな生き方も他人がジャッジできる領域のことではない。
光のときは闇が見えなくなる。
闇のときは光が見えなくなる。
それが人間だから。
それでいいじゃん。
私は闇のときは光にいる仲間にハートを開いて手を取ってもらいたいし、光にいるときも闇にいる人の感覚に思いを馳せたい。
その人が無意識では光の方向に向かっていることを私は信じている。
慈悲と愛を忘れない。