オーガズムセッションを以前に受けられた方とお話ししました。
すでにセッションからは1年以上経っていて、その後何度か質問いただくなどのやりとりはあったのですが、今回は性に対するお悩みがご自身の中で大きくなっているということで、電話でお話しすることになりました。
(同じことで悩まれている方が多いと思っていて、そのためにお役立ちくださると許可をいただいて書いています)
お悩みの内容は、自分から出るエネルギーを持て余してしまうとのこと。聞いているうちに、そのエネルギーがオーガズムのことだとわかりました。
オーガズムは人によって感じ方がそれぞれで、性に対して持っているそれぞれの概念によっても表現が変わってくるので言葉に惑わされないでほしいのですが、
「なんだかわからないけど湧き上がってくるエネルギー」とその方は話していました。
私自身はそのエネルギーをムラムラ・性欲と表現しますし、
パートナーや誰かのことをものすごく「好き!!!!」と思うときの感覚が近いと言う人もいます。
感じ方、表現はそれぞれだけど、全てオーガズム。
そのオーガズムのエネルギーが湧いてくると、セックスする相手がいなかったり、状況的に難しかったりすると、エネルギーの持って行き場(発散場所)のないことが苦しみになったりします。
現に、私自身もセックスを拒否されていた時代にも絶えず自分に湧いてくる性欲をどうしたらいいのか途方に暮れていた時期が長くありました。
- オーガズムが生まれる=誰かと交わりたい
- 性欲が生まれる=セックスしたい
この狭い枠の中にいると、オーガズムや性欲が湧いてくることが苦しさや辛さになることがあるんですよね。
オーガズムは、誰かと交わるためのものではなく、自分に向けられた愛や幸せのエネルギーなんですよ。
なので、生まれた性欲は外に発散するんじゃなくて、ただ自分の中で感じればいいんです。
その性欲が生まれたとき、考え事をやめて、目を瞑って、その感覚の中にひたすら佇んでみてください。その感覚の中に身を委ねる、その中に沈む、その中に溺れる、そんなイメージです。
するとその感覚は自分の身体の中にどんどん広がって、「幸せ」という感覚・気持ちが生まれてきます。
これで、終わりです。
誰かと交わる必要もないし、オナニー・セルフプレジャーでエネルギーを外に出す(発散する)ことも必ずしも必要ではありません。
オーガズム・性欲は、「自分に対して向けられた愛・幸せ」なんです。
これを知らないと、本当に自分が何を求めているのかわからないまま、浮気をしてみようか、アプリで誰でもいいからとか、女風に行ってみようかとか、性欲を外に出すための行動に走ろうとします。
その衝動の赴くままに発散する先を外に求めようとすることは、性欲の見せてくる幻想というか、虚像というか、足元に答えがあることに気づかないで、土地勘のないところに答え探しに行くような、一種の危うさがあります。強烈な性欲ほど、それ以外に道はない、どうにかしなければいけないと自分を焦らせてくるんですよね。(私も何度も体験してます笑)
もちろん、それでもOKなんですよ。何でも体験して行動してさまざまな感情を味わうことは、人間としての最高の遊びだからです。
だけど、もっとその前に、オーガズムが自分に向けられた愛・幸せだと知って、まず十分に自分の身体でそれを味わったら、どこにも行かなくてもすでにここに幸せがあるってことに気づけるし、それ以上の満足はどこに行っても得られないのです。
大事なのでもう一度言いますが、本当にそれ以上の満足・幸せはどこに行っても得られません。れ以上ないほど自分でオーガズムを味わったときに生まれる満足・幸せは、人間に与えられた最上の喜びです。
その上で心を許した人とセックスするから、幸せなの。
性欲が湧いたとき、子宮からエネルギーが湧いてきたとき、ぜひ試してみてくださいね。