宇宙理論

それで私には何が得られてるんだ?

 

脳科学の本を読んでいます。

性のこととセックスのことは切り離せないもので、
セックスと感度は切り離せないもので、
感度と体感は切り離せないもので、
その体感は脳を通して感じている感覚だから、
興味が湧きました。

でもときおり、性の本質的な体感は、脳ではなく、皮膚・粘膜そのもので感じているような気がするのです。
ちょうど熱いものを触ったときの反射感覚のような。

それについては置いておきますが。

その本を読んでいてますます思うことは、脳にフォーカスすればするほど、自分の快・不快の感覚からは遠のいていくんだなということ。

現代の人間の脳は発達しすぎたのだと思います。本にも書いてありましたが、本来は生存と捕食のことだけ考えればよかったものが、便利な世の中で生きていくために本当にたくさんのことを頭で処理しなければならなくなりました。

それによって、効率さが求められたり、簡潔さが求められたりするこの社会。一体何のために生きているんだろう?って思う人も多いはず。

昔の私もそうでした。社会のルールに沿って効率的に簡潔に生きて、それで私には何が得られてるんだ?

だから脳ではなくて心に従って生きようと思ってスピリチュアルに振り切って生きるようになりました。

スピリチュアルと言った途端に胡散臭さの概念が生まれるのを分かっていて書いていますが、自分以外の誰かを目指したり、自分以外の何かに指針を置いたりするのではなく、ひたすらに自分の心に忠実に生きるのがこの生き方。

今この瞬間、自分がどんな気分なのか、何が食べたいのか、トイレに行きたいのか行きたくないのか、起きたいのか、寝たいのか。こんな日常的なところにまで、自分以外が決めたルールに従って、心を置き去りにしている人の何と多いことか。

これはどう行動するかの話ではなく、自分の内側でどう感じるかの話です。

もう食べたくないのに、無理矢理食べる。
トイレに行きたいのに、我慢する。
まだ寝ていたいのに、無理に起きて会社に行く。

ここに心や自分の感覚・感情を挟む。

もう食べたくないのに、(残しちゃいけないという暗黙のルールに今は従うと決めたから)無理矢理食べる。
トイレに行きたいのに、(今そんな雰囲気じゃないからトイレに行きたい感覚を今はあえて我慢すると決めて)我慢する。
まだ寝ていたいのに、(このまま二度寝したら会社に遅刻しちゃうから、眠たい私ごめんね、でも今は)無理に起きて会社に行く。

これだけで、自分が決める、自分が軸になるという立ち位置に立てて、圧倒的な力強さが自分に戻ってきます。

脳は自由になることを嫌う。脳は、安全圏にいるのを好みます。だから挑戦しようとしたり、今まで自分を制限していたルールを逸脱しようとすると恐怖の感覚を体に走らせる。

その先に、解放されたときのこの上ない自由の感覚が待っている。

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人生は、ある程度まで行き着いたときに、これまで自分を縛っていたルールから解放されるための段階に入ると思っています。自分を縛り付けているものを一つ一つ見つけてその鎖を解いて、そして「よくできましたスタンプ」を押し続けていくことの連続。

まだまだ何百個、何千個とスタンプを押す日常が続いていきますね。

 

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