前回の続きです。
今日は子宮にアプローチするとなぜ感じる感覚が育つのかということについて、その詳しい仕組みを解説します。
子宮にアプローチするにもいろんな方法があって、子宮について知識を得るというのも一つの方法ですし、臓器としての子宮が体感覚を得る方法もそうです。でも最終的には子宮が感覚を得ることが必要です。
私たちは意図的にまばたきしたり指を動かしたりできますが、子宮だけを意図的に自在に動かすことはできません。
ですが、外側からの刺激や、内側からのアプローチによって、子宮を反応させることができます。
その反応の結果生まれるのが、性エネルギーやオーガズムといった「感覚」です。
この子宮の反応が著しくなると、実際に子宮が震えるように小刻みに揺れるようになります。この子宮の揺れが、身体全体に波のように影響を与えるんです。震源地で揺れが発生して、近隣エリアに地震が起こるようなものです。眠っているものが起こされるのです。
その眠っているものが「感じる感覚」です。子宮が活発になると、身体が眠ってはいられなくなります。揺れによって、身体の細胞が目を覚ますのです。なので、感じる感覚をぐっすり眠らせていた方は、子宮が活発になるとあらゆる感覚・感情、つまり「感じる」ということを味わう体験を初めにすることが多いのです。
中でも、ネガティブな感情が出てきたりすると「私大丈夫なのかな?」と不安になるかもしれないですが、これはとても健全な身体の反応です。感情は怖いものでもコントロールすべきものでもなく、ただ静かに感じればそれで終わっていくものです。それ以上でもそれ以下でもないんです。むしろ感じようとしなくても、その感情を認めるだけでいいです。
では、感じる感覚が戻ってくると、どんないいことがあるのでしょうか?次の記事でお話しますね。