感情解放とよくこのサイトには書いてますが、感情解放って一体どんなことを言うのか、詳しく書いてみようと思います。
感情は、何かが起こったときに、自分の中から湧いてくるものです。悲しいとか怒りとか愛おしいとかさみしいとか、とにかく感じるもの全てが感情です。
赤ちゃんや小さな子どもたちは、感情が身体から湧いた瞬間にそれを外に出すことができます。
相手が誰であろうと、どんな場所であろうと関係ありませんよね。
これが本来の人間の健全な姿です。
大人でも本来はそうしていることが健全ですし、そうであっていいのです。親しい友人同士や家族間ではそうしていられる人もいると思います。
でも、会社や他人同士の中で大人がそれをやったら大変だったりします。(今の常識やルールが許さないからですね)
このルールに合わせるために、大人は感情を外に出さないようにします。出さないだけならいいのです。出さなくても自分の中で感じることはできるからです。
それに、その瞬間には出さなくても、後で悪口言ったり文句を言ったり、ストレス発散して身体から感情を出すならそれでもOK。
でも、感じることすら封印してしまうと大変。本来外に出たい、本来存在を感じてほしい感情は行き場をなくしてどこに行ったらいいかわからなくなります。
そして滞留する。そのまま身体の中に溜まっていってしまいます。
関節、内臓、各チャクラ、そうした部位に存在を認めてもらえなかった感情が溜まっていきます。
感情を溜めてしまうのがダメなことではありません。あまりにつらすぎて封印してしまうとか、幼少期に知らずに封印してしまうとかそうした感情の抑圧が多いのも事実です。
その身体に溜まってしまった古い感情を出すのが「感情解放」です。
その感情解放のキーになるのが、「目の前で起こる嫌な現実」です。嫌な現実を嫌だと感じるのは、自分の心の琴線に触れるからです。心の中に触れるものが全くなければ、その現実を嫌だとも思わないしそもそもそんな現実は目の前では起こらない。
目の前で起こる現実から、自分の内側を内観して、自分の中にどんな眠っている感情があるのか、どんな偏った思い込みがあるのかを探っていくことで
出るはずだった感情を解放させていくことができます。
感情解放とは難しいことではなく、湧き上がってきたものをただ素直に感じるだけ。
今湧き上がってきた感情も、身体の中に古くから残っていた感情も、感じたらそれで終わりです。
泣きたいときに泣く、怒りたいときに怒る、それができてさえいればいつも人間の心は健全だということ。
身体を通るエネルギーの通り道を、そうした感情などのブロックが堰き止めていることがあります。
オーガズムが遮られるのもそれが原因の一つ。もう一つ先まで感じるのを、感情がブロックしていることがあるのです。
感情が一つ一つ解放されていくことで、身体をエネルギーが通りやすくなります。これまで以上に、一つ一つの感情を味わって感じたり、外に出しやすくなったりします。
それは同時に、「素直な自分である」ということでもあります。
素直であるということは、「あれはダメ」「これもダメ」と自分に対して禁止していることが少ないということ。そしてどんな自分を表に出しても大丈夫、受け入れられる、という安心感があるということ。
禁止していることが少ない、隠すところが少ないということは、頭の中が自由であるということです。
感情解放とは、より自分を意識の上で自由にするために起こること。意識を拡大させて、自分らしくありのままで生きていくためには、必ず必要なステップです。