結婚式を挙げる予定のプレ花嫁さん。どのように結婚式場を決める予定ですか?
結婚式場を探すにあたり、「格安結婚式」というワードを見たり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。「格安」という言葉にはどうしても安っぽいイメージがあるため、
- 一生に一度の結婚式を失敗したくないと思っている方
- ゲストにしっかりとしたおもてなしをしたいと思っている方
このような新郎新婦さんは、格安結婚式に対して不安を感じてしまうかもしれません。
断言しますが、格安結婚式は安かろう悪かろうではありません。私はプランナー時代に、格安結婚式のプロデュースを担当していたことがあります。今回はそのときの経験から学んだことをもとに、格安結婚式の内容や、普通の結婚式との具体的な違いについて解説したいと思います。
- 格安結婚式が安い本当の理由
- 格安結婚式と普通の結婚式の違い
結婚式の費用で悩んでいる方、格安結婚式の詳細について知りたい方は、ぜひ本記事を参考にしていただけたらと思います。
Contents
格安結婚式とは?
格安結婚式とは、一体どんな結婚式のことを指すのでしょうか?
「高すぎる結婚式」に変革を起こした格安結婚式
こちらの記事でもご紹介していますが、2016年のゼクシィトレンド調査首都圏版で結婚式にかかる費用は平均約368万円という結果が出ています。
そもそも、結婚式は高すぎます。
数ある結婚式情報サイトや雑誌を見て気に入った会場のブライダルフェアに予約をして、プランナーからの猛烈な提案を受けて、高い結婚式をうっかり即決してしまった新郎新婦さんも少なくないだろうと思います。
見学時に概算見積もりは出るものの、最終的にかかる費用は不明瞭なのも結婚式の特徴。そのような高すぎて不明瞭な結婚式を変えたのが格安結婚式です。
格安結婚式の魅力は費用が分かりやすく安いこと
格安結婚式は2010年頃から登場し始めた結婚式のスタイルです。今ではたくさんのプロデュース会社やブライダル関連企業が参入している格安結婚式業界ですが、その走りは「楽婚」や「スマ婚」の提供するサービスです。
結婚式に必ず必要なアイテムがパックプランになっていて、「これさえあれば結婚式ができる」というものが明確にプランニングされていました。結婚式に必要なものが一つずつ積み上げられていくスタイルの従来の結婚式の見積もりとは異なり、必要なものがパックになっているのは新郎新婦さんにとってとても安心なスタイルですよね。
格安結婚式の費用の考え方(プロデュース会社により異なります)
結婚式に必ず必要なアイテム
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これを
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+ | |
ゲスト一人一人に対して用意するアイテム
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これが一般的な格安結婚式の基本のプランであり、このプラン総額をご祝儀内でまかなえるというのが、基本的な格安結婚式の考え方です。
反対に言うと、これが基本プランであり、お料理のグレードアップやお色直し、映像・写真の追加などはオプションという形でご祝儀の枠外と考え、新郎新婦が費用を持ち出すものとして販売されていました。こうしたオプションについても明確に事前に説明されます。
格安結婚式が安い本当の理由
アイテムを一つ一つ積み上げる従来の結婚式のスタイルも、パックになっている格安結婚式のスタイルも、プランの設定や説明が異なるだけで、単価が同じならば最終的にかかる総額は同じはずです。なぜ、格安結婚式は最終的に安く済むのでしょうか。
そのままでは売れない枠を売っているから
格安結婚式が安いのは、会場側がそのままでは売りづらい枠を格安結婚式のプロデュース会社などが代行して販売しているからです。
- 午前中や夕方、夜などの売りづらい時間帯
- 真夏や真冬などの売りづらい季節
- 仏滅などの結婚式に向かないお日柄
- 当日までに2ヶ月を切っている日程
もともとの格安結婚式は、こういった枠をメインに提案して販売していました。
従来の結婚式では、ホテルやレストランが独自に広告費をかけてゼクシィに載せ、自分たちで集客していました。土曜日午後や大安、春秋などの人気の時期はもちろんすぐに埋まりますが、そうではない時期はどうしても売れ残ってしまいます。そして結局直前になって、ディスカウントしても売れ残ってしまう・・
このような枠を格安結婚式のプロデュース会社が代行して販売します。ホテルやレストランの売れない悩みを代わりに引き受けたのが格安結婚式でした。
ニーズに対応しきれない会場とプロデュース会社のマッチング
ホテルやレストランが、独自に売れない枠用の安いプランを作って売ることもできます。しかし、そのプラン作りのために社内のスタッフを投入したり、ゼクシィの紙面に安いプランを販売するための広告を出稿したり、インターネットを使って集客するのは非常に大変ですしコストがかかります。
そんな中、
ホテル・レストラン側の売れない枠を、プロデュース会社が格安で代わりに販売する
これが見事にマッチングしました。会場側にとっては格安で販売されるとはいえ、売れないままでいるよりは収益が生まれます。しかも、プロデュース会社のプロデュースになるため、社内のプランナーを投入する必要がなく、人件費がかからないのもメリットです。
プロのプロデュース会社だからサービス面も安心
格安結婚式のプロデュース会社はブライダル関連企業ですから、対応するプランナーもプロです。格安とはいえ、何件もの結婚式を扱ってきたプランナーが担当しますから、質も良く、ゲストへのおもてなしもしっかりとした結婚式が実現できます。決して、安かろう悪かろうではありません。
格安結婚式が安い理由は他にも
格安結婚式が安い理由は、それだけではありません。
格安結婚式が安い理由①会場を持たないから
格安結婚式のプロデュース会社は、格安結婚式専門の会場を保有せずに、様々なホテルやレストランと提携して事業を運営しています。結婚式場を保有することには莫大なコストがかかります。地代、建設費、光熱費、内装、調度品、これらの維持費・・・一般的な結婚式が高いのは、これらの費用をまかなっていかなければならないからです。
格安結婚式ではこのような費用がかからないため、新郎新婦さんがかける費用も抑えることができます。結婚式をあげるホテル・レストランなどの会場側には、お料理や飲み物、サービス料が売上として入るため、プロデュース会社、会場側双方の事業が成り立ちます。
格安結婚式が安い理由②持ち込み料がかからないから
格安結婚式の種類にもよりますが、ドレスなどの持ち込みが自由で持ち込み料がかからないという点も格安結婚式が安い大きな理由です。結婚式業界は自社の売上を守るため持ち込みに非常に厳しく、持ち込み自体を一切認めない(アイテムによる)会場もありますし、持ち込むには高い持ち込み料を支払わなければならない場合もあります。
一方、格安結婚式は持ち込みに制限をかけず、自由に持ち込みを受け入れています。(プロデュース会社による)持ち込まれても収支が成り立つように、プランが構築されていたからです。
結婚式も日々進化している!こだわりで選ぼう
一般的な結婚式も格安結婚式も、数年を経て進化しています。多くのブライダル関連企業が格安結婚式業界に参入して、様々なプランを打ち出すようになり、当時はある意味「穴場」だった格安結婚式が激戦になっているように感じます。
しかし結局のところ、それが結婚式をあげる新郎新婦さんをはじめとしたお客さんのためになっています。そもそもが高すぎる、言い値市場とも言えるようなブライダル業界でしたから、しっかりと明確に金額が提示されて、納得した上で結婚式を選べるというのは当然のことだと思います。
その一つに「会費婚」というサービスがあります。5万円の新郎新婦自己負担額と、ゲストに優しい会費制(ゲスト一人当たり平均10,000円~15,000円)を採用しており、ホテルやゲストハウスなどの一流会場をお得な条件で利用できる新しいスタイルの結婚式です。
会費婚が選ばれる理由はこの4つ。
- 明朗会計で従来の結婚式の半額以下
- 後払いでOKの支払いシステム
- 会費制という新しい常識(ご祝儀制も対応可能)
- 持ち込みが無料
とても明確で分かりやすい結婚式準備ができますし、提携している会場も有名な会場が多いです。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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まとめ・納得の格安結婚式は選べる時代に
格安結婚式が安い本当の理由についてご紹介しました。いかがでしたか?簡単にポイントをまとめます。
- 格安結婚式の魅力は、費用が安くかつ分かりやすいこと
- 格安結婚式が安い一番の理由は、ホテルやレストランがそのままでは販売しづらい枠を、プロデュース会社が代わりに販売してプロデュースしているから
- 格安結婚式が安いのは、会場を保有しないため維持費がかからないこと、持ち込み料がかからずに衣装なども持ち込めることも大きな理由
- ホテルやレストランの代わりに販売しているとは言え、プロのプランナーがプロデュースしているため、プランニングの質も問題ない
- 様々なブライダル関連企業が、格安結婚式サービスや格安の結婚式プランを打ち出している。新郎新婦さんは自分たちのこだわりに沿って選択を
格安結婚式は安かろう悪かろうではなく、新郎新婦さんの選択肢が広がる画期的なサービスです。費用に困っている方はもちろんですが、持ち込みができなくて困っている方や一般的な結婚式を検討しているカップルなど、そうではない方にもぜひ検討してみていただきたいと思います。